金曜日の夜をめざして

一人暮らしのリハビリ中アラサー。うつ病とか発達障害とかいろいろ

友達、恋人がうつ病の時の対処法。うつ病は移る。優しくするのが正解なのか?

親しい人が病気になったら、どうにかしてあげたいと思うのが人間として必然的な感情です。困っていたら手伝いたいし、つらいときには助けてあげたい。そうすることは何も悪くないし、むしろ推奨される行為である。

しかしメンヘラ、うつ病の場合はどうでしょうか。かならずしも相手から離れないことが、お互いのためになるのでしょうか。

 

うつは移る

実体験からして思うのは、これです。わたしは知人にメンヘラと呼ばれる人がいましたが、この人と関わる事に自分が闇に引きずられる思いになりました。暗いメールが頻繁に届く、なにを言っても向こうには届かない、感謝されるどころか逆ギレされる、お前のせいだと責められる、夜中だろうとお構い無しに電話がくる。

最初は大したことじゃないと思っていましたが、こんなのが毎日毎日続いていたら疲れ果ててしまいます。憔悴してしまって自分もメンヘラになってしまいました。相手のためになりたい気持ちはありますが、自分のキャパシティをあまりにも超えていた。辛かったです。はっきり言うと。

うつは移る。よほど強いメンタルじゃないと、相手に引きずられてしまう可能性がある。

 

そばに居る覚悟

f:id:cookieheart:20190814153511j:image

骨折や風邪と違って治るめどがつきません。簡単には治らないし一生ものになることもある。何回も再発する場合もある。私のような双極性障害なら、何度も波を繰り返す。しんどいうつの時期があるかと思えば、活発にうごきまわる時期もある。こんなのを何年も繰り返す訳ですから、本人はもちろんのこと周りの人間も苦しむのです。

他の病気と同じように簡単に考えていると恐らく後悔します。いつか治るだろうと、思っていてもなかなか治らない。期待するだけ無駄というか、疲れてしまいます。だって本人は2ヶ月以内に治す!とか言っていても治るわけないんですから。自分の気持ちだけで治せるならそんなに簡単なことはないわけです。

そういうメンヘラとそばにいるには、覚悟が必要です。いつになるか分からない寛解のときを待ってそばにいないといけないんですから、はっきり言ってつらいです。自分も苦しむ覚悟を持たないといけません。

 

綺麗事では終わらない

もしも「ツレがうつになりまして」みたいなケースが全てに通用するのなら、うつ病患者と周囲のものも希望を持てるでしょう。ただ実際、全員がそのようにできるかというと非常に難しい。

毎日布団にくるまってシクシク泣いてるだけ、仕事もしなければ家事もしないわけです。そういう人と毎日一緒にいてストレスを一切感じない人は少ないでしょう。

友達ならある程度の距離を持てるのですが、恋人や配偶者がうつ病の場合、本当に大変。この人とこの先も一緒にいられるんだろうか?という不安もあるし、簡単に別れてしまったら向こうが病んでしまわないか心配になる。それでも、一番守るべきなのは自分の身です。

綺麗事で済むのであれば美しいのですが、現実にはたくさんの人が血や涙を流します。つらくないわけがないんです。

 

あなたも鬱になる可能性はある

感染症ではありません。ウイルスもないし空気感染もしません。それでもわたしは言いたいのですが、うつ病は移る。だから自分から人間関係は遠ざける。傷つけたくない人からは逃げる。だって、ベッタリ依存してしまったら相手にも酷い目に合わせてしまうからです。

中には変わった人もいて、メンヘラだろうと好き、それどころか何故かメンヘラを好きになってしまうような人もいます。それならウィンウィンかもしれませんが、多くの人は情緒が安定している人を望むでしょう。

メンヘラの傍にいることは大変です。優しくて感情移入しやすい、共感しやすい人はほんとに大変。毎日毎日メンヘラが放つネガティブなオーラにいかに飲み込まれないかが課題です。

適度にほっとくこと、その人に心の全てを支配されないこと、必要以上に構い過ぎないことが大切です。この人なら何でもやっても許してくれると認定されたら非常にめんどくさいです。何かあればすぐに頼り切ってくるし、あてにされるし、金銭的な被害もあるかもしれません。メンヘラであることを利用して他人を食い物にするやつもいるかもしれない。全員がそうではないのですが、そういう人がいることも否定は出来ないんです。

 

距離を置く、別れることも必要

何年も続く、再発もある病気について、パートナーに最後まで寄り添う覚悟があるならそれも良いでしょう。しかし自分が傷つかないために離れる選択肢も否定されてはいけないと思います。

いくら親しくても重い感染症を患う人には安易に触れないように、うつ病というのもそういう存在であると思います。病室の中にいる存在と思わなければならない。見えないドアを設置しておかないといけない。ゼロ距離で来られたらお互いが苦しむことになるのです。

わたしはうつ病期に付き合っていた人とは自分から切りました。これ以上一緒にいると相手を巻き込むとしか思えなかったからです。自分だけならともかく周りをうつにはしたくなかった。自分が迷惑をかけてはならないと思った。すべての人がそうすべきとは思いません。それでも、メンヘラの感染力は物凄いです。下手に周りを傷つけないために、辛くても人間関係を切らないと行けない時はあります。

とても大切な人であれば、引きずられるリスク覚悟で一緒にいたらいいでしょう。でも少しでもつらい思いがあれば、共倒れになります。暗い闇に取り込まれてしまったら長い間出てこれません。メンヘラが他人の存在ではなくなるのです。

「支える」と言うだけなら簡単ですが現実はつらい。家のことはなにもできないし情緒不安定だし相手を傷つけてばかりかもしれない、そのことをきれいさっぱり忘れてるかもしれない。支えるものはとてもつらい思いをする。

だから全て抱え込む必要はないと思います。自分がつらければ逃げる選択肢もある。自分の人生を相手に破壊される必要はない。

闘病を支えるといえばドラマチックな美談に聞こえるかもしれませんが、現実は壮絶です。メンヘラが持つ真っ暗な世界、ただただ辛いしか存在しない世界と共生することは、ひたすら苦しいです。イラつくかもしれないし、自分も泣きたくなるかもしれない。自分の人生が壊されるリスクがある。

甘く考えないでください。自分がメンヘラにされてしまわないように、メンヘラから距離を置くのも大切なことです。