うつアスペ会社員と呼ばれて

うつ病とかアスペルガー症候群とかいろいろ

発達障害の会社員としての生きづらさと、「普通にできない」ことへのコンプレックス

わたしは発達障害を持っている、と他人に言うと、大多数の人からはこういわれます。

「え、そうは見えないよ」

「ぜんぜん普通だよ」

「発達障害じゃないでしょ、そんなふうに思ったことないよ」

…むしろ、「発達障害だと思った!」なんて言われたことはありません。それにはいろんな理由があると思います…ひとつは「発達障害ゆえに迷惑をかけた」人は自分から遠ざかってしまい、そもそもカミングアウトもできるような距離じゃない、ということ…もうひとつは「発達障害だと思った!」ということじたいが悪口のように聞こえかねないので、とりあえず「そんな風に見えないよ」って言ってるだけという説。つまり「普通」最上主義です。

めちゃくちゃ嫌われる

わたしの人付き合いは極端なパターンです。一部の人とは狭く深いやりとりを好みますが、わたしのことをめちゃくちゃ嫌う人もいます。もう雰囲気がおかしい、挙動がおかしい、コミュがおかしい、近くにいるのも気持ち悪い…っていうので、もうあからさまに攻撃してくるような人もいました。小さいころからいじめを受けていましたが、いじめと気づかないくらい鈍感な自分だったので、それだけ面の皮が厚いというか、これまで生きていく中で、ほんとにたくさんの人に迷惑をかけてきたと思います。

 

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 会社員として生きてきましたが、「普通にやってくれ」この無言の圧力がとてもつらく、理解しがたく、自分の思うようにやってるつもりなのに「もっとちゃんとやれ」とふわっとした指示の中で動かざるをえないのが、たえがたく苦痛でした。コミュ力がある同僚がすいすいこなしていくことが、自分には理解しがたく、「どうしてそういうことができるんだろう」といちいち推察して、ロジックを組み立てないと、動くことができないのです。たとえば、3人以上の環境での空気関係とか、上下関係とか、この人をこういうと、相手はどう思うかとか、そういう対人イマジネーションが全然できないのです。だから、自分が話せば話すほど、場に迷惑をかけているように思えるし、実際、「いま自分がしゃべっていることで周りが不快に思っていないか」と不安になりますし、帰り道に「あー…失敗した…」と思うこともよくあります。ただ、「何を失敗した」「なぜ失敗した」の正体を自分で見つけることができないので、同じようなミスをまた何回も繰り返す…結局「また空気読めないやつが来たよ」って思われてしまうわけです。

 

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 思い返せば、いろんな人に嫌われてきたと思います。迷惑をかけまくっていましたし、それにも無自覚でしたし、本当に扱いづらい人間だったと思います。こんな自分にも友人がいるんだから、わたしなんかと長く付き合ってくれる人というのは、本当に貴重だと思います。しょっちゅう癇癪ボンバーさせてはぶちぎれているわたしなので、それでも周りに人がいてくれるというのは、幸運なことです…

 

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普通ってなんだよ、知らねえよ

会社の中にいると「普通」というパッケージの人間がたくさんいます。そういう人たちばかりです。その人たちでまわっているサイクルの中に、自分が放り込まれて、摩耗されて、歯車からぽいってされた感じです。よくわからないんですけど、コミュが強い人っていますよね、信じられないくらい…あのー、2人だったらまだしも、大人数の会話が本当に苦手なんですよ、相手のキャラを理解しているならともかく、そうでもない人たち、年代もなにもかもバラバラの中で、自分がどういう立ち位置で振る舞えばいいのかまったくわからない。チームワークというものがさっぱりできない。

考えてみれば、就職活動でもグループディスカッションはまったく通過しませんでした。たぶんとんちんかんなことばっかり言ってたから、話にならなかったんでしょう…思い返してやらかしたこといっぱいあります…司会者を名乗り出たくせに、議論のテーマ名を間違えて何回も連呼してたり…おまえいい加減にしろよって思われたでしょう…そのグループは全員落ちたそうです…申し訳ない。

 

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 変な話ですが、付き合いが続いている人たちって同類というか、ASDとかADHD要素を含んでいる人が多いんですよね。なんというか、「普通」をこちらに押し付けてこない。自分らしく…それが他人から見たら「変」であっても、自分の生き方はこうなんだから、知ったことか…みたいな人たちが多いんです。そういう人たちとの付き合いは非常に楽です。「普通こうでしょ?!」って言ってくる人はとても苦手です。昔、「普通こうなるって、考えたらわからない?!」と怒られた時、「わたしは考えてもわからないので、普通とやらというものが想像できませんから、詳細に説明してもらわないと困ります」って言い返しました。もちろんボコボコに怒られて「なんだこいつ?!」「会社やめてくれ!!」って呆れられたことがあります。

 

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 普通ってなんだよ、一般的ってなんだよ、まともってなんだよ、それがそんなに正しいことなのか?ものすごく不思議です。まあ大学までの「変なキャラでも許される世界」では生きていけたわたしが、いきなり「会社」という「普通のステータスじゃないと生きていけない世界」に放り込まれたら、病んでいったっていうのが、なんかもう、もっと生きやすい社会にならないのかな、と痛切に感じます。自分の努力が足りないから、と言われても、限界ありませんか?限界までの努力を毎日続けていかないと「普通の社会人」の形を保てないのであれば、もう心身無理じゃないですか?

 

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 わたしはうつ発覚後に発達障害が判明しましたが、実際は逆だと思います。発達障害は幼少期からありました…奇怪な行動は物心ついたころからありましたし、「普通の子供らしくしてくれ」って幼稚園の先生から呆れられたことも何回もありました。小学校ではいじめられたし、中高は勉強没頭だったので問題なかったですが、大学では「普通こういうことできるだろ?」の雨嵐を受けて、必死で矯正して、「普通の人」ぶって、なんとか就活に成功して卒業して…って感じです。そこまではどうにかやれたんですけど、社会人生活はもう無理でしたね。見事にメンタル発症しましたから…

余談ですけど、テレビなどで見るASD当事者の方の喋り方を見ると、自分そっくりで本当びっくりするんですよね。女性でも低音で、抑揚が無くて、感情がよくわからなくて、まるで「文章読み上げソフト」のような話し方。「何を考えているのかわからない」ってよく言われたので、わざとおおげさにしゃべるようにしています…人と付き合うことは本当に疲れる。

 

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 だいたい「普通」ってなんなの??って思います。ちょっとくらいずれてて何が悪いんだと思いますし、70億人もいるんだから変なやつがいて当然だし、それが人類の多様性なんじゃないの?って思いますし、「変な奴」を会社員として社内ニートにしたり、退職勧奨させたりするのは、なんか本当にさびしいやり方というか、もっと生きやすい社会にならないのか、と憤りたくなります。

「普通」というのは個人の問題ですし、世間がどうたら、まわりから見て「普通」はどうなのか…とか言ってたらきりがないわけです。自分の見せている世界と、他人が見せている世界は、全然違う。そういうことをみんなが知っていれば、今の会社のような「普通の人間じゃないと生きていけない」場所が改善されていかないんだろうか…って思ったりします。

みんな一緒、そんな時代はもう終わりです。多様性を認めてください。