うつアスペ会社員と呼ばれて

うつ病とかアスペルガー症候群とかいろいろ

メンヘラ(うつ病・発達障害など)を彼氏・彼女にするなら覚悟すべきこと。「長い目」が大事

メンヘラフルセット会社員のもみじです。

最初は単なる不眠とかだったはずなのに、どんどん症状と薬が雪だるま式に膨らんできて、今やうつ病&双極性障害&アスペルガー&ADHD&広汎性発達障害と、どえらいことになっています。うつ病以外「治る」ものではないので酷いありさまです。わたしに健康に生きる権利はないのか。

そんなメンヘラのわたしですが、恋愛・婚活などについては甚だ苦労しています。理由は下記に記します。

情緒不安定

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まずはこれ。本当に情緒不安定。昨日は「元気!」と言ってたはずなのに、会う当日になったら「しんどい…無理…」ってなる。だから遠出の約束とか、どこかレストランなどの予約もできない。当日の体調は、本人でさえもつかみきれないことが多いのですから。

 

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 わたしがよくやらかしたのは、友達の結婚式に軽躁のとき「おめでとう!行くわ行くわ!!」とOKし、当日が近づくとうつで落ち込んでしまい「やっぱり無理…」ってなってしまう失敗です。これを防ぐために、最近は「そもそも参加しない」ことにします。特に遠方の人。移動だけで消耗するんだから、もう無理。おめでとうございます。会場には行かないけどあしからず。宴会場で倒れるよりマシだと思います。

 

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 なので、メンヘラと付き合うというのは「当たり前」が通用しない世界です。1日単位どころか時間単位で体調が変わる。ちょっと前向きだったかと思えば「もう無理…死にたい…」と落ち込んでいたりする。そのたびに「薬飲んだ?休んだ方がいいんじゃない?」と調子をチェックしなければならない。これは結構大変です。自己管理がきっちりしているメンヘラなら手がかからないのですが、メンタルヘルスというのは当事者での管理は病歴と病識がある程度ある人じゃないと厳しいので、言い方悪いですが「見張ってあげる」ことは大切です。

 

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「いつか治る」は諸刃の刃

メンヘラに対してパートナーが言う言葉として「いつか治る」はよくあるかと思いますが、メンヘラ当事者としては微妙な気持ちになったりします。理由は二つあって、「治る自信がない」というのと、「そもそも完治しない」というのがあります。

 

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 病気の中に沈んでいる当事者にとっては「治る」ことなんて遥か遠い未来のように思えるのですから「いつか治る」と言われても「そんなわけない!!」と思ってしまうこともあります。今この瞬間が苦しいのですから「いつか治る」と言われても、成功図をイメージしにくいのです。そして「いつか治る」という言葉は、完治を急ぐようなイメージがあります。易刺激性があるメンヘラにとっては「そんなの言われてもいつ治るのかなんかわからないよ!!」とパニックに陥ってしまう可能性もあります。

あともう一つは「治るものじゃない」ということです。双極性障害、発達障害は現代医学では「完治」するようなものではありません。双極性障害は「寛解」こそしますが、発達障害に至っては「個性」レベルから「社会的にヤバイ」レベルまで存在しますからね…現在使われている薬も少ない種類ですし…

 

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 ですので「治るのを見守る」というスタンスそのものが間違っている可能性もあります。「異常」な状態そのものがその人の本質。そういう可能性もあるんです。たとえばわたしは致命的に手先が不器用で運動もへたくそでコミュニケーションも難がありますが、「いつか治るよ!」と言われても無理なわけです。わたしほど不器用な人間がいるのなら逆に見てみたいってくらい不器用です。「こちら側のどこからでも開けられます」で何回キッチンをびちゃびちゃにしたことか。

 

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 ですので、こういうタイプのメンヘラに対して、そもそも「治る」のを期待しても仕方ないのでは?というところはあります。治ること前提で交際をするのであれば、それは相当の長期戦です。あなたが根負けするのが先か、現代医学に革命が起きるのが先か…。

「相手に何かしてもらう」ことはあきらめよう

メンヘラは自分のことで精いっぱいです。毎日自分の日々変わる体調をコントロールすることで気力と体力の8~9割を使っています。そういう人種に細かい気遣いを求めても無理です。はっきり言ってメンヘラは「よしよし」してほしい人が欲しいです。自分から何かをギブできる人は少ないです。それくらい健全な状態の人は少ないです。だから、メンヘラに対して「○○してくれない」「○○が足りない」などと思うのは、ちょっと違います。メンヘラは「○○してあげる」余裕なんてない人がほとんどです。

 

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 たとえばわたしはイフェクサー断薬中のシャンビリで死にかけです。毎日シャンシャン耳鳴りがしますし、手足はしびれますし、目の前はちかちかしますし、少しの音が騒音のように聞こえますし、地獄です。こんな状態で「ラインが遅い、電話が少ない、会いたいのに会ってくれない」とか言われたらふざけんなてめえ目ん玉ほじくるぞ!!!!!ってくらい腹が立ちます。要は普通の人と同じギブを求められても無理ってことです。そのへんはメンヘラの程度によりますが、「いつもイーブン」な関係になることは難しいでしょう。

 

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 また、自閉症スペクトラム障害の場合は「相手の心情を察する」「コミュニケーション」「自分の感情を表現する」ことなどが苦手なことが多いので、その点でトラブルも発生します。「何考えてるのかわからない!!」って怒られることも多いです。自分としては伝えているつもりなのですが…他人は伝わらないことも多いです。

 

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マルチ商法・ネットワークビジネスなどに引っかからないように注意

メンヘラの心の隙をつけこんで、マルチに誘い込む人間は少なからずいます。気づいたら彼氏彼女が怪しい壺に部屋を埋め尽くされているなんてことも、あるんじゃないでしょうか。そしてお金を謎のブレスレットにつぎこみ、「あなたも幸せになれるから」って勧誘してきたらどうでしょうか?果たしてあなたは、彼・彼女の目を覚まさせる自信はありますか?

 

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 やはり普段はしっかりしている人でも、心を病んでしまったら、罠に引っかかりやすくなります。マルチとかMLM、ネットワークビジネスなどの怪しい商売のカモになってしまうこともあります。久しぶりに会った知人が全身某マルチ系企業の商品に身を包んでいて絶句したような思い出もあります。

精神的に危うい人は、こういう洗脳商法に簡単に引っかかってしまうおそれがあります。彼氏・彼女がこの手のものに引き込まれてしまわないように注意するのが大事です。そして自分自身も勧誘されないように…。

 

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しょっちゅう来るメンヘラ発作

精神を病んでいたら定期的に来る「自分なんてゴミだ」「クズだ」「死ぬべきだ」と暴れだすメンヘラ発作です。メンヘラのお家芸です。普段落ち着いている人でもある夜いきなり暴れだしたりします。知人はいきなり川へ走って行ったこともありました。あとリストカットもあるあるですね。リスカ癖のある人って、これからの季節どうするんでしょうか…ちなみにわたしは切る系の自傷は怖くてやったことがありません。リストカットも怖いのでやっていません。もともと汚い肌をこれ以上汚くしても…ですし…

 

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 軽躁の元気状態もちょっとあれですが、うつで「死ぬ!!死ぬ!!」と騒いでいる状態がきっついでしょう。「また言ってるよ」で流せたらいいんですが、知らないうちに薬をいっぱい飲んでひとりでぶっ倒れてたりしたら大変ですし…どこまで虚言でどこまで本気かわからないのが恐ろしいところです。たぶんメンヘラ本人もよくわかっていないと思います。脳がいかれているので、正常な思考・判断ができない状態です。

 

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 この時大事なのは「とにかく死なせない」ことです。死んだらおしまいです。二度と蘇生しません。相手がどれだけ支離滅裂なことを言おうと、暴力を振おうと、絶対に死なせてはなりません。発作がひどければ病院に連れて行きましょう。救急車を呼びましょう。

精神科救急 | e-ヘルスネット 情報提供

え?面倒くさい?大変?それならメンヘラを彼氏彼女にするのはやめましょう。普段元気そうにしていた人だって、ちょっと目を離していたらいきなりこういうことを起こす可能性もゼロじゃないのです。そのリスクを怖いと思うのなら、メンヘラを相手にしないほうがいいでしょう。そのうちあなたまでメンヘラになるのがオチです。

 

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 当事者以外には想像が及ばないかもしれませんが、メンヘラの頭の中は真っ黒いベールのものをかぶされ、後ろも前も真っ暗で、生きていく道がまったく見えず、絶望に落ちこんでいます。普段はそれを薬などで押さえつけていますが、それが意味を持たない時期もあるとき確実にやってきます。そのとき、あなたがパートナーとしてメンヘラを支えられる覚悟がないのであれば、「うわこいつめんどくせっ。無理だわ」としか思えないのであれば…別れたほうがお互いのためでしょう。理解する「パフォーマンス」ほど、相手を絶望させるものはありません。

 

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 わたしも恋人が発達障害だったことがありましたが、理解することができず、結局別れました。「理解」はとても大切なことで、とても難しいことです。相手が持つ病気・障害の性質についてよく勉強し、偏見を持たず、不測の事態にも備える危機管理能力が必要です。

 

メンヘラとの交際は面倒

一言でいえば面倒です。本当に面倒です。意味の分からないことでぴーぴー泣いたり暴力を振るってきたり仕事が長続きしなかったり会話が通じなかったり社会性がまるでなかったり…「普通の人が普通にできる」ことができないのですから、その手の人と一緒に生きていくのは、たぶん定型の人の想像を絶する困難さです。「普通」ができないんです。それを強要するような人はたぶん、メンヘラとの交際は難しいです。自分の中の「普通」が、定型の間でかたづくられたものということを知ってください。われわれメンヘラは、その「普通」の枠の外で生きているのです。

 

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 パンダはシロクマにはなれません。笹を食うな!とも言われても無理ですし、その斑点消せよ!!と言われても無理です。なぜって、パンダはシロクマじゃないからです。似て非なるもの。シロクマの常識を押し付けられても、パンダにはそうじゃない。そんなの当り前じゃないですか。男の常識が女の常識とは違うように、メンヘラと非メンヘラの常識は違う。みんな違う。全く同じものなんて存在しない。「その人」が持つ細かいルールや欠点・長所を受け止めて生きていくのが、生きやすい社会をつくる第一歩かと思います。

自分の常識を押し付けず、相手の考え方を知る。すべて受容しなくてもいい、どこかでお互い折り合いをつけられるポイントを決める。そして長い目で付き合っていく。病気や障害はすぐに「治る」ものじゃないし、時間をかけざるをえない。それでも一緒にいようという覚悟があるならば、メンヘラをパートナーにするという生き方もありだと思います。

 

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 メンヘラのことなんて知りたくもない、もっと楽な付き合いがしたい、健康な人と交際したいと思うのであれば、今いるパートナー(メンヘラの)とは長続きしないんじゃないでしょうか。お互いを傷つけるだけですから。「メンヘラに理解があるアピール」なんて必要ありません。相手を知り、受け止め、歩み寄ることができないのなら、軽率に手を出さないでください。後が怖いですよ。