金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

「死にたい」と言われたとき、私たちはどのようにしたらいいのか

メンヘラのみなさん、メンヘラを支えるみなさん、こんばんは。

メンヘラ会社員のもみじです。

みなさんは、メンヘラが「死にたい」と言っているのを聞いたことがありますか?

あるいは自分自身が「死にたい」と周りに言ったことはありますか?

私はあります。相手は家族ですが、何回もあります。

メンヘラである限り付きまとってくる「死にたい」問題ですが、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。

「死にたい」は呻き声

個人的な意見ですが、「死にたい」という言葉じたいに深い意味はないと思っています。

骨を折ったら「痛い」、眠かったら「眠い」、おなかがすいたら「おなかがすいた」と言ってしまうように、脳がエラーにより自然と「死にたい」と言ってしまうのです。

「死にたい」というのは本人の意思のように一見思えますが、実際は、壊れた脳が言わせている言葉です。

重要視すべきなのは「死にたい」と思うのはうつ病の症状そのものであり、本人の意思とは無関係であることを、うつ病患者本人も、その周りの人間も認知しておくべきことです。

「死にたい」はうつ病の苦しさゆえに漏れ出てきた呻き声、という風に考えるとわかりやすいかと思います。

 

 

強い肯定、否定はNG

まさか本当にいるとは思いませんが、「死にたい」に対して「そうだね。死ねば?」と突き返すような人はなかなかいないでしょう。本人は「突き放された」と強く感じ、自殺行為に及ぶリスクがあります。

しかし、「死にたい」に対して「死ぬな!」と強く否定するのも、これはこれでメンヘラ本人は「自分を否定された」と感じてしまう危険性があると思うのです。

これは個人的な経験ですが…。「死にたい」というのはうつ病患者本人の意思(だと患者は思っている)ですので、それを強く否定するという行為は、患者をさらに追い詰め、思考の選択肢を狭める危険性があると思うのです。

「死にたい」に対しては、「YES」も「NO」もないと思います。必要なのは、「死にたい」と漏らすまで追い詰められた本人を「否定しない」ことです。

 

「そうなのか」

「死にたい」と言われたら、まずなんと返すのがいいか。

まず「そうなのか」と、その気持ちを認めることです。

そしてそのうえで「死なれたら自分はとても悲しいので死なないでほしい」ことと、「『死にたい』と思ってしまうことじたいがうつ病の症状であり、うつ病の患者にはよくあることである。薬を飲んで休養したらいい」ことを伝えるのが重要と思います。

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私たちは精神科医でもないし、プロの心理カウンセラーでもありません。

メンタルヘルスに関して素人である私たちが、メンヘラを助けようと考えることは危険なことです。

 

relax-heart.hatenablog.com

 私たちにできるのは、うつ病患者をこれ以上追い詰めないこと、「死なないでほしい」と伝えること、専門医の受診を勧めること、患者の生活の基盤を整えること、それくらいです。

 

「助けよう」と思いすぎないで

このブログで過去にも書きましたが、「メンヘラは移る」と思っています。

メンヘラの歪んだ認知や、ネガティブな言葉は、いつしか周囲の人間もネガティブの海に埋もれさせ、メンタルヘルスの悪化につながります。

 

relax-heart.hatenablog.com

 「メンヘラを助けたい」と過剰に思わないことです。メンヘラに巻き込まれて自分自身もメンタルヘルスを崩してしまわないように、大切なのは「専門医につなぐこと」「応急処置として、『死なないでほしい』『死にたいと思ってしまうのはうつ病の症状であり、いつか時が来たら霧が晴れたように楽になる』ことを繰り返し伝える」ということです。

 

幸い日本は戦争のない国です。自分から命を絶とうとしない限り、なかなか死ぬチャンス(?)というのは巡ってこない国です。これは過去のこの世界の歴史からしても奇跡的なことです。その代わり、ブラック企業の問題で命を絶つ人が絶えないのが無念でなりませんが…

 

relax-heart.hatenablog.com

 「死にたい」と何度となく思ったわたしですが、投薬治療と周囲の支援もあって、今は底を脱することができました。決して元気というわけではありませんが、少なくとも「死にたい」と口にする状態からは脱することができました。

うつ病歴を重ねるにつれて思うのは「気圧」とか「温度差」とか「季節の変わり目」とか、外部要因で私たちの心は簡単に浮き沈みしてしまうということです。

 

relax-heart.hatenablog.com

 ですので、不調になったり「死にたい」と思ったりしても、それは季節の変わり目などの外部要因のせいであり、うつ病患者本人の意思ではないということを強く意識しておくことが重要と思います。

 

まとめ

「死にたい」ともし言われたときには、

  1. 「死にたい」ということをまずは一回受け入れる。強い否定も肯定も、患者自身の否定につながるので避けたほうがいい。
  2. 「あなたが死んだら私はとても悲しい。だから死なないでほしい」ということを繰り返し伝える。
  3. 「死にたいと思ってしまうことじたいがうつ病の症状だから、治療に専念してほしい」ということを繰り返し伝える。専門医にかかっていない場合は、受診を勧める。

私たちメンタルヘルスの素人にできることはこのくらいだと思います。うつ病の投薬治療や精神治療は、精神科医や臨床心理士などプロの人たちの分野です。

 

うつ病で「死にたい」と思っている方。

もう少し、とどまってみませんか。

薬を飲んで、一晩寝てみませんか。

 

「死にたい」と言う方がそばにいる方。

一喜一憂しないでください。

治療が適切になされていることを確認してください。

 

少しずつでもいい、後戻りしてしまう日があってもいいです。

うつ病はゆるやかに良くなっていく病気です。

たまに落ち込んだりもするけれど、少しずつ時間をかけてよくなっていく病気です。

少しずつ、ほんの少しずつでいいんです。

自覚できないほどの小さな進歩を積み重ねて、治していきましょう。

わたしも一緒に治していきます。