金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

結局、どういう人がうつになりやすいのか

うつを経験して数年。

たくさんのうつ経験談や、うつ治療本を読みながら、わたしは「なぜ自分がうつになったのか」を考え続けていました。

うつは「メンタルが弱い人がかかりやすい病気」という誤解を持っていたので、自分がうつと診断されたときには非常にショックを受けました。実際には「メンタルが弱い人がかかる病気ではない」のですが、当時はうつに関する知識が乏しかったので、「自分はメンタルが弱いのだ」と思い込み、それでショックを受けてうつがひどくなった思い出もあります。こころの弱さ、強さは特に関係ないと思うんですけどね。

 

 自分へのハードルを高くする人

前回の記事にも書きましたが「自分に求めるハードルを高く設定しすぎる」人がうつになりやすい、と個人的には思います。

 

relax-heart.hatenablog.com

 「自分はこんなもんじゃない」「このままでは自分ではダメなんだ」「もっともっと努力しなきゃ」「無理をしなきゃ」「誰かの助けを借りずに自分でやらなきゃだめなんだ」「いろんなことができる自分でなきゃいけないんだ」

 

……このような思い込みが心身を疲れさせ、心身のエネルギーを枯渇させ、うつを生み出します。わたしはまさにこのパターンでした。「自分はもっとがんばらなきゃいけない!このままではいけない!」と自分にアクセルを踏ませ続け、戻れないところまで踏み倒してしまった結果が、「うつ」だとわたしは思います。

 

適当でいいじゃない

そういう意味では「完璧主義」である人がうつになりやすい可能性は高いと言えます。自分はこうでなければならない、仕事はこれほどできなければならない……設定するハードルが高くなればなるほど、実現することは難しくなります。目標を高く設定することは成長のためのエンジンにはなりますが、高すぎる目標は「無理」につながります。

そして、目標を達成できない自分は「ダメな人間」だと思い込み、「自己嫌悪」につながります。「うつヌケ」でも記載がありますが、「自己嫌悪、自分を嫌いになること」がうつの大きな原因というのは、うなずけます。わたしも仕事をがむしゃらにやり、「これくらいできないとダメだ」「自分ならこれくらいできるはず」と自分を追い詰め続けました。その結果、自分の心身から出ている非常ベルを無視し続け、うつ病になりました。

このときの自分には「適当でいいじゃない」という発想がありませんでした。四角四面、きっちりちゃんとできていないといけないという思い込みがありました。

 

完璧主義になりすぎないで

何事にも「こうでなければない」「こうしなければいけない」と強い思い込みを持つことは、時としてうつの原因になります。つらかったら無理しないで立ち止まればいいんです。仕事が難しいなら、人の手を借りたらいいんです。自分ですべてやろうとしなくていいんです。できる人がいるのなら、その人にやってもらえばいいのです。

え?仕事ができない人と思われたくない?思われたっていいじゃないですか。自分の命と人生を最優先に考えたら、「仕事ができない」と思われることくらい小さな問題です。「死ぬ辞め」にもありましたが、命より大事な仕事なんてありません。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

 仕事なんて適当にやればいいのです。決してこうでなければならないなどという決まりごとはありません。わたしはうつ病になってそれをしみじみと感じました。

 

ひとりですべてを抱え込まないで

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ひとりでなんでもできると思わないでください。

ひとりでできないときは誰かの力を借りればいいのです。

仕事だって、いつも完璧にできなくたって構わないのです。

誰にでもいい顔をしなくたっていいのです。

自分のできる範囲で構わないのです。

無理な時は休めばいいんです。

自分を追い詰めすぎなくてもいいのです。

世界は広いです。自分がいる世界だけがすべてとは思わないようにしてください。

決してあなたのいる場所だけが世界のすべてではありません。

深夜残業が当たり前だろうと、徹夜が普通だろうと、一番大事なのは自分の体です。

わたしも周りが残業しようと定時で帰ります。

やることやったらさっさと帰ればいいのです。

自分で自分を追い詰めすぎないでください。

わたしたちが住む世界はわたしたちが思う以上に広く、仕事はちっぽけな問題であり、ひとりですべてを抱え込む必要はない、と思います。