金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

うつ発病前の自分に戻ることはできない

うつになってから、わたしはずっと「うつになる前の自分に戻りたい」と思い続けていました。

しかし、それはできないと最近悟りました。

数年前の、うつになる前のめちゃくちゃに働いていたころの自分には戻ることはできないと悟りました。

その生き方には無理があると思ったからです。

 無理をした結果、うつになった

発病前、わたしは自分なら何でもできると思っていました。

勉強も仕事もガンガンこなし、自分に限界なんてないと思っていました。

浅はかでした。

今思えば愚かなことだったのですが、自分はいくら無理をしても大丈夫だと思っていたのです。

無理をして生きていた結果、私の体は「うつ」という非常ベルが鳴ることになりました。

 

発病前に戻ったらダメなのでは?

うつを経験して思ったことは、「発病前と同じ生き方をしてはならない」ということです。

発病前と同じ生活をしていては、またうつになってしまいます。

抗うつ薬を飲めばうつからの復活はできますが、再発を防げるわけではありません。

うつの原因の根っこを探り当てないとならないのです。

それは薬を飲めば治るという単純なものではないと思います。

自分のライフスタイル、生き方、考え方に関する点になってくると思います。

 

無理をしたら偉いと思っていた

発病前の私は、「無理はすればするほど偉い」と思っていました。

「若いころの苦労は買ってでもしろ」とは言いますが、わたしはずいぶんと無茶をしてきました。

勉強でも仕事でもプライベートでも、アクティブであればあるほどいいと思っていました。暇は大敵だと思っていました。

自分のキャパシティは無限で、無理をすればするほどいい結果がついてくると信じていました。

学生時代はそれでも大丈夫でした。学生の勉強の無理は、言っても底が知れていましたから。

 

社会人になって仕事を鬼のように任されるようになって、それでも自分の体の声に無視をして、仕事をこなし続けた結果、うつになりました。

「無理をすればするほど成長する」と考えていた自分は、間違っていたと知りました。

無理をしても、うまくいくとは限らない。

無理をしてだめになった自分を会社が守ってはくれない。

自分のキャパシティは有限で、自分で自分を守りながら生きていかないと、壊れてしまう。

そんな簡単なことに、社会人になってから初めて気づきました。

自分が有限の存在であることに、仕事で無茶をして、パワハラを受けて、うつになって、初めて知ったのです。

ショックではありました。

 

新しい自分になる

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うつを経て、わたしはもう前の自分に戻ることはできないと知りました。

無理ばかりして、周りの人より優位に立ちたいとばかり思っていて、身の丈以上にプライドが高い自分には戻れないと悟りました。

今の私はダメ社員です。同期には圧倒的に差をつけられましたし、責任ある仕事を任されてもいません。大きな仕事をこなすことはできませんし、そんな体力も責任感もありません。

だけど、もうそれでいいんだと思います。ダメ社員でもいいじゃない。

前のように「優秀な自分になる!」と燃えていた自分はどこかに行きました。今のわたしは明らかにダメな社員であり、社会人としてほめられたものではありませんが、それでもいいんだと思います。

会社員として長く生きていくには、適度にさぼることも大切だと聞きます。それを無視して、一切休みを取らずに働きづめになって、その結果、わたしはうつになりました。うつになって失ったものはたくさんあります。悔しいです。元気でいたかったです。

 

ただ、病気を経て、「もう絶対に無理はしないぞ」という固い決意は生まれました。

仕事ができないと言われてもいい。とにかく自分の身を守ることを最優先にする。そう思うことにしました。

 

発病前の自分に戻ることはできません。それでいいのです。

発病前と同じ生き方をしていたら、必ず自分がつぶれてしまいます。

ダメなやつ、仕事ができないやつと思われても構いません。

わたしは新しい生き方として、ダメ社員として生きていきます。