金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

心療内科に行かないからうつ病ではない、という誤解

人は誰しも自分がうつ病なんて思いもしないでしょう。

自分から心療内科に行きたがる人なんて少ないんじゃないでしょうか。

中には「心療内科に行くとうつ病と診断されてしまうから、行かない」という人もいるでしょう。

ご多分に漏れず、わたしも同じ考え方をしていました。どれだけ体が不調でも、ここで心療内科に行こうという発想は出てきませんでした。そもそも「体」が不調なんだから、行くべき病院は「内科」だろうと思っていたのです。

心療内科に強制連行

最初に体の不調を感じ、「このままじゃ死ぬわ」と思って訪れた病院は内科でした。ところが内科の先生に症状を説明すると「あなたそれは内科じゃなく心療内科だよ。すぐに心療内科に行ってきなさい。心の病気だよ」と言われてしまったのでした。

はあ?心療内科?今の症状は心の病気なの…?

頭の中にクエスチョンマークがたくさんあるまま、紹介された心療内科を受診。症状を説明すると「うつ病ですね。仕事休んでください」→そのまま休職。…という流れになってしまいました。以後、抗うつ薬を飲みながら病気と格闘中。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら数年間を過ごしています。

 

自分がうつ病とは思いもしなかった

この流れから言えることは、わたしは自発的には心療内科に行く気は全くなかったということです。医者に言われるがまま心療内科に行き、うつ病と診断されただけ。自分がうつ病だなんて思いもしなかったし、心療内科に行く必要性も全く自覚していませんでした。内科の先生に「心療内科に行け」と言われるまでは心療内科の「し」の字も頭に思い浮かんでこなかったのです。

 

同じような人が多いのでは?

ここで思うのは、自分と同じように「本当はうつ病と診断されるべき症状を有しているけど、心療内科に行っていないばかりにうつ病とは言われていない」という「ステルスうつ」の人はものすごく多いのではないかということです。だって、現に私も同じ状態だったのですから。自分に不調が出ても「内科に行かなきゃ」としか思いませんでした。まさか、心の病気だとは思いもしませんでしたよ…。

 

心療内科のドアを叩くことも時には大事

心療内科に行く気が全くなかった私が言うのもなんですが、自分に不調が出たときには素直に病院、それも心療内科に行くことが重要なのではないかと思います。眠れない、食べられない、頭が動かない、気分が落ち込む……そのような症状が出ているにもかかわらず、心療内科に行かないゆえに「うつ病ではない」と断じるのは少し危険なのかもしれません。

自分のことは自分で守りましょう。不調がでたら病院に通うことも重要です。