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金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

周りにメンヘラがいたとき、あなたは絶対に「助けよう」と思わないほうがいい

個人的にこれは真実だと思います。

友達、知り合い、会社の同僚、後輩、恋人、家族。

いろんな間柄で付き合う人がいる中で、必ず一人くらいは「心を病んだ」人間がいると思います。私のように。

しかし、彼らと接するのであれば、覚悟しておいたほうがいいことがあります。

「メンヘラを助けようと思わないほうがいい」

心の病は、プロが対処すべき領域

うつ病や不安障害など、いわゆる「心の病」は、ほかの病気と比べて目に見えた特徴がありません。

事情を知らない人からしたら、体のどこも悪いように見えないことが多いです。

(「全然病気には見えない」と言われることも、メンヘラにとっては心苦しいもののひとつだったりします。面倒くさいですよね)

しかし、うつ病は病気です。がちの病気です。脳内のセロトニンノルアドレナリンが枯渇して、精神症状も肉体症状も出ます。

血も出ないし骨も折れないので他人には気づかれにくいだけで、うつ病はれっきとした病気なのです。しかし、症状が目には見えづらいので、優しい人は「私にできることがあるならやってあげたい、助けてあげたい」と簡単に思いがちなのです。

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しかし、よく考えてみてください。

骨が折れた人、大出血している人、失神している人。

こういう人を目の前にしたとき、あなたは、これらの人たちを「助けよう」と思いますか?

普通、助けようと思いますよね。じゃあ、どうしますか?

救急車を呼ぶ。医者に診てもらう。プロの治療を受けられる状況にする。

そういった行動をとるのじゃないでしょうか。少なくとも「今この場で自分の手でこの人の骨折を直さなければならない」と思ったりはしないでしょう。

けが人を見たら、まず救急車。プロに治療してもらう。

 

それと一緒で、うつ病のような心の病気も、プロに診てもらうものなのです。

精神科医や、カウンセラーのようなプロの人たちに診てもらうべきです。

何のテクニックも知識もないただの人が、病気を治せるとは決して思ってはなりません。それは自分の能力の過信ですし、相手の病気を軽く見すぎです。

うつ病は、ぱっと見ほかの人とは変わりません。とりたてた異常があるようには見えません。しかし、少し皮をはがしてしまえば、中身はぼろぼろです。

そのぼろぼろの中身を、心や脳のプロではない人が「なんとかできる」と思うことは、とても危険なことではないでしょうか。

 

メンヘラはうつる

どうしてこんなことを言うかというと、「メンヘラはうつる」からです。

菌やウイルスがあるわけではありませんが、メンヘラ特有の歪んだ認知からくる発言を四六時中聞かされていたら、誰だって気分を害してしまいます。メンヘラ当事者も相手を傷つけたくてやっているわけではないので、いっそう質が悪いです。

プロの精神科医や心理カウンセラーは、相手の心の闇にひきずられない術をちゃんと持っています。そうじゃないとあんなストレスの大きな仕事はやっていられないでしょう。

プロとしての技術を持っていない、メンタルヘルスの素人が、メンヘラの言葉をいつも真に受けていたら、いつしか自分自身もメンヘラになってしまう。想像に難くない話だと思います。

 

傷つく覚悟がないのなら、中途半端に首をつっこまない

残念ながら、ずぶの素人がメンヘラをどうにかすることはできません。

アドバイスなども見当違いになりますし、メンヘラを落胆させたり激昂させたりすることになりかねません。メンヘラ特有の歪んだ世界に引き込まれ、最悪、自分自身がメンヘラになってしまう危険性があります。

楽をして生きている人はいません。みんな何かしら苦労はしています。自分の荷物を背負うことで精いっぱいです。わざわざメンヘラの荷物を背負いたがる人は多くありません。そういう人はプロの仕事をしているか、メンヘラからなんらかの利益を搾取しようとしているか、いわゆる「優しい」人なのでしょう。

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優しい人というのは稀有な存在です。自分のことで誰もが精一杯な時代に、自分の手間を割いて他人のために時間を作ってくれるのですから。しかし、中途半端な優しさは、自分も相手も傷つけるだけです。無知なことを言って相手を傷つけたり、病院に行く気を鈍らせたり、最悪、自分自身もメンヘラになる危険性があります。

 

残念ながら、メンヘラを助けようとは思わないほうがいいです。よほどあなたにとって大切な存在で、自分の生活をなげうってでも守りたい人なのであるならともかく、そうじゃないなら下手な手出しは厳禁でしょう。メンヘラの治療を邪魔したり、あなた自身がメンヘラになる危険性があります。

 

あなたにできるのは「治療勧告」くらいです。プロに診てもらいましょう。薬やカウンセリング、休養で治療してもらいましょう。あなたにどうにかできると思わないでください。あなたが誰かの心の病気を救えると思わないでください。

 

中途半端な優しさは、あなたも相手も傷つけることになります。