金曜日の夜をめざして

うつ病とかいろいろ

自分が「うつ病」か「双極性障害」のどっちなのか判明しないでいる

先日、主治医に言われました。

あなたは現在うつ病患者として治療を受けているが、もしかしたらこの先、「双極性障害」に診断名が変わるかもしれない。

あなたの過去の性格、発症前の行動、行動傾向を見ていると、もしかしたら単極性のうつ病ではないのかもしれない。

自分はうつ病ではないのかもしれません。

双極性障害とは

双極性障害とは、いわゆる「躁鬱病」です。

ハイテンションで多弁、ぽんぽんアイデアが浮かんで活動的になる「躁」と、気分が落ち込んで何事にも興味が持てなくなる「鬱」。2つのフェーズを行き来する病気です。

双極性障害は、うつ状態での症状はいわゆる「うつ病」の人と同じですが、「治らない」という点ではうつ病とは違います。

うつ病抗うつ薬の治療で治る可能性がある一方、双極性障害は、一生付き合っていかなければならない疾患です。障害、といったほうがニュアンスは近いかもしれません。

双極性障害には1型と2型があります。両者の違いは「躁」状態の違いです。1型の「躁」は、経済的に大きな浪費、性的に逸脱した行動、突如会社を立ち上げたいと言い出したり、とにかく過激です。一方2型の「躁」は「軽躁」といわれます。1型ほど破たんした行動はとりません。自分もまわりも「今日は調子がよさそうだな」「仕事をばりばりやっているな」と思うくらいです。いわゆる「絶好調」ってやつです。軽躁状態は本人的には「絶好調」ですので、そんな状態で精神科に来る人は少ないです。彼らが病院に来るのは「うつ」状態で沈み込んでいるときです。

双極性障害(躁うつ病)情報サイト|日本イーライリリー

 

ですので双極性障害は見逃されやすいです。「うつ」の治療をしているのに、なかなかよくならない。抗うつ薬が効きにくい。ただのうつにしては、やたら行動的・ハイテンションな状態が顔を出してくる……。こうして「うつ」から「双極性障害」に診断名が変わることもあるそうです。双極性障害は診断に時間がかかる病気です。実際、うつで病院に訪れた人の何割かは、双極性障害の可能性があるそうです。

うつ病だと思っていませんか|双極性障害(躁うつ病)|日本イーライリリー

だって、実際「調子がいい」ときのことって、いちいち医師に言いませんよね。医師に伝えることって「調子が悪い」ときの出来事ですよね。調子が悪いのを治してほしくて医師にかかるんですから。まさか「調子がいい」ことが病気の症状だなんて、普通思いませんよね。

 

今、ボーダーライン上に立っている

うつ病の治療を1年以上続けているわたしですが、主治医は双極性障害の疑いを持っています。

「ご自分でも、やたら調子がいいな、と思うことがあったら、躁のサインだと思って注意してください。日ごろの自分の生活を『そういう』目線で見るようにして下さい」

と指示されました。わたしにとって「テンションが高い、元気がある、アイデアがぽんぽん出る、仕事がさくさく進む」ことは病気の症状だとは全く思ってもみなかったことだったので、正直のところ少し困惑しています。調子がいい=うつが治ったってことではないの?別の病気の可能性があるの?よくわからないところです。

 

治療方法が変わる

双極性障害「うつ」には、抗うつ薬は効きにくいようです。それどころか「うつ」から「躁」に一気に転換されてしまい、危険な行動に出てしまうリスクが高くなるそうです。

双極性障害では「抗うつ薬」ではなく「気分安定薬」を使います。躁とうつの波を小さくすることが、双極性障害の治療目標だそうです。

治療すれば改善できる病気です|双極性障害(躁うつ病)|日本イーライリリー

 

わたしは自分自身、「抗うつ薬が効きにくい体質なのかな?」と思うことがあります。

パキシルは気持ちは落ち着いたけど意欲はさっぱり出ない。

意欲を期待して飲み始めたイフェクサーは最初は効いたけど、飲み続けるうちに効果が中折れ。

イフェクサーとリフレックスを組み合わせた「カリフォルニアロケット」は、劇的な抗うつ効果があるかも、と期待しましたが、なんだかいまひとつ。

relax-heart.hatenablog.com

そんなわたしが、もしも「気分安定薬」を飲んで状態が落ち着いたら…?

今までうつと思い込んでいた自分の病気が「双極性障害」だった。そんな可能性が浮上するのです。

 

今までの人生を振り返る

躁とまでは思えませんが、ここぞというときの集中力は非常に高い性格だと思います。

中途半端にしておくのが許せず、徹底的にやりこまないと気が済まないタイプ。

勉強も仕事も、完璧主義。使える時間は全部使って勉強する。休むのが下手な性格ですね。

穏やかな性格をたてまえでは保っていますが、内心は敵対心・競争心のかたまり。いつも誰かを打ちのめすことを考えています。それはいじめとかハラスメントという意味ではなく「こいつにこの能力で上回りたい」という競争意識です。

 

双極性障害の人はお金の使い方も結構奔放な人が多いそうです。「躁」「軽躁」のときについつい浪費してしまうことが多いらしい。

わたしも、借金まではしませんし、貯蓄こそありますが、常人よりカネを使うほうではあります。興味があるものはすぐに買いますし、旅行なんかも思い付きでふらっと遠くに行ってしまったりする。警察にお世話になったことはありません。双極性障害の人を見ると、よく「警察に保護された」「措置入院となった」という言葉を見かけますが、わたしはそのような経験はいまだありません。理性が強いのでしょうか。

うつでめちゃくちゃ沈んで死にたくなったことは何度もありますが、自殺未遂したことはありません。想像はしますよ。ここから飛び降りたらどうなるだろう、とか。だけど想像と現実は切り分けています。首吊りなんて絶対できません。面倒くさくて…

自傷行為は、やたらまゆげを抜いたりつめをむいたり、イライラして自分の体の一部をたたくことはありますが、リストカットは一切しません。痛いもん。切り傷系の痛みは鋭くて苦手です。リストカットは痕が残りそうで、夏とか困りそうだからやらないです。

 

考え込んでいると、ときどき「自分はうつではないんじゃないか」「双極性障害なんじゃないか」「というか、そもそもなんの病気でもない、ただの怠け者なんじゃないか」「働きたくないばかりに病気と言う言い訳をつくりだしているだけじゃないのか」という疑念に襲われます……それを否定できる言い訳もないので、正直自分でもよくわからないです。

 

治って健康になればそれが最高。双極性障害と診断されたとして、適切な治療がされて症状が安定するのであればそれも可。今のカリフォルニアロケットがうまいこと効果を発揮して、うつが治るのであれば良。

一番よくないのは、今のうつうつした気分のままでこの先何年も過ごすケースです。何年も「うつ」というよくわからない病気に時間を費やしたくない。焦りは禁物、と思いつつも、やはり時には焦ります。今の自分の状態がよくわからないんですもの。もっと抗うつ薬がハッキリと効いてくれたら、悩まなくてもいいんですけど。

自分が何者なのか、自分でもよくわかりません。