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金曜日の夜をめざして

なにかと生きづらい会社員のブログ

うつ病あるある20

わたしがうつ病を経験して思った、「うつ病あるある」を書いていきます。

症状は人それぞれ違いますので、うつ病だからと言って全員に当てはまることではありません。あくまでわたしが経験したことであることを先に書いておきます。

 1.体が動かない

朝起きたら、布団から出られない。寒い、とか、眠い、とかいう理由ではないんです。とてつもなく大きな重力に上から体を抑えつけらえているような重苦しさ。全身がものすごく痛く、重く、指1本動かすのも「面倒くさい、つらい」となります。

 

2.何も食べたくない

テレビを見ていて「グルメ特集」なんて流れますが、どれだけおいしそうなものを見せられても「おいしそう」と思わないのです。空腹を感じない。食べることが大好きなわたしでもだめでした。食べることに喜びを見いだせない。というか食べること面倒くさすぎ。無理やり食べ物を胃に押し込んでいました。死なないために食事していましたね。

 

3.眠れない

布団から出られないのならずっと寝ているのか、というと、そうでもないです。夜の寝つきなんて特に悪かったです。布団に入ると「なぜ自分は生きているのか」「わたしは何か悪いことをしているのか」「自分は社会に存在してもいいのか」ともんもんと考えてしまいます。それで夜中に突発的に涙が出たりします。翌朝の顔はぱんぱんに腫れています。

 

4.何にも興味を示せない

それまで好きだった趣味やスポーツに一切興味を示せなくなりました。友達との予定も併せられなくなりました。「○時にどこどこ集合」ってだいぶ前から連絡されているのに、体を動かすことができない。部屋から出ることがどうしてもできず、多くの予定をブッチしました。

 

5.自責的な感情に苦しむ

特に代表的なエピソードがあったわけじゃないのに「自分はダメ人間だ、生きていても仕方ないんだ」と自分を責めるようになります。自分を責める理由に客観性はありません。「理屈なんて関係ないんだ、とにかく自分はクズで社会に存在しちゃいけないんだ」と思い詰めるようになりました。

 

6.他人と適切なコミュニケーションができない

常に自分の痛みや苦しみに意識が向いているので、「他人が何を考えているか」「どんなリアクションを相手が望んでいるのか」などを客観的に考えることができなくなります。ですので、相手に「ああしてほしい」「こうしてほしい」をうまく伝えられずに爆発したり、「もう誰もわかってくれない。自分のようなクズをわかってくれる人間などいない」と自責的な感情に沈んでいくことになります。

 

7.細かいミスが増える

注意力、集中力が落ちるので、普段は気づくような小さなミスにも気づかないようになります。文章を書くと誤字脱字が増えることも多かったです。簡単な計算でも筆算しなければ頭が追い付かなくなります。「知識が抜ける」というよりかは「脳みそというエンジンが稼働しなくなる」という表現のほうが適切かも……「覚えているけど思い出せない」状態が増えます。

 

8.身だしなみが雑になる

髪型、化粧、服装があきらかに雑になります。わたしは朝起きられないので、いつも朝の準備は適当でした。気分が上がっているときはフルメイクしたりスキンケアに時間をかけたりするのですが、うつがひどい時期は、まゆげを引いただけで、あとはマスクして髪の毛をひっつめておしまい、といった感じでした。身の回りのことに気を回す余裕がなくなるのです。

 

9.長い文章が読めなくなる

わたしはこの症状が顕著に出ました。社内資料のA41枚でさえ読むのに四苦八苦します。ネットの文章も頭に入らなくなり「わたしは馬鹿になったのか」と驚愕しました。うつになってしばらくは、漫画やファッション誌のような「文字の少ないもの」しか読めなくなりました。ネットならアメーバブログのような画像メインのものです。情報を処理する機能が極端に落ちているんですよね……

 

10.抗うつ薬に体調を振り回される

自分に合う抗うつ薬を探して、何回もトライアンドエラーを行います。そのたびに変化する体調に苦しみます。パキシルでは意欲がなくなり、イフェクサーでは消化器症状が発現し、リフレックスでは尋常じゃない眠気が出てきます。

抗うつ薬は効果が出るまである程度時間がかかるので、副作用に耐えながら使い続けなければなりません。

自分が「うつだから体調が悪い」のか「抗うつ薬のせいで体調が悪い」のかわからなくなります。「抗うつ薬さえ効かない自分はダメなんだ…」とか思い始めたらもうだめです。

 

11.周りが言うことが悪意に感じられる

特に意味もなく言ったことも深く受け止め「これはわたしを貶めるために言っているのだ」と考えるようになります。疑心暗鬼になり、他人を信用できなくなります。

 

「少し休んだ方がいいよ」と言われれば「こいつはわたしを出し抜こうとしている」と考え、「がんばりすぎたんだよ」と言われれば「がんばりすぎてもこの程度しかできずあまつさえ体調を壊したわたしのことをこいつは馬鹿にしている」と考えます。自尊感情が低下しているので、他人が言ったことがすべて「自分を責めているように」受け止められるようになってしまいます。

 

12.将来に意味、希望を見いだせなくなる

先のことをやたら悲観的に考え「この先生きていても自分の人生はどうにもならない」「生きていても仕方ないんじゃないか」「こんな人生、あってもなくても変わらないんじゃないか」とネガティブ思考に凹むようになります。

うつじゃない時期は「先のことは考えても仕方ない」と冷静に受け止められていたので……やはりうつ特有の症状なのかと思うようになります。

 

13.他人の話が頭に入らなくなる

何を言われても、頭にしみこまずに耳を通り抜けていく感じがします。脳みその情報処理能力が極端に低下しているので、外部刺激への反応が鈍くなっているのでしょう。指示されたことも実行できなくなり「自分はこんなに簡単なことができないのか」と思い詰めるようになります。

 

14.息をすることさえ面倒くさい

何もかも面倒くさくなります。わたしは呼吸さえめんどくさかったです。布団の中で寝ているだけで1日が過ぎていきました。息するのがめんどくさいって、普通は思いませんよね……。とにかく息をすること、まばたきすること、生きていることのすべてが面倒くさく、億劫に感じられます。

 

15.一生このままだと思い続ける

自分はもうずっとこのままなんだ、治ることはないのだ、と思い詰めるようになります。自分が不治の病にでもかかったかのように自分を追い詰め、「こんなことになったのもすべて自分が悪い。自分など存在しないほうがいいのだ」と自分自身を責めるようになります。

しかし、実際はそんなことありません。自分に合った抗うつ薬を見つけて、治療を根気強く続ければ、体調は回復します。全快とまでは言いませんが、ひどい時より確実に体調を上向きにすることができます。

 

うつ病だと、病気特有の考え方になってしまったり、コミュニケーションに問題が生じてしまったりします。しかし「その人自身の問題」ではなく「うつ病の症状の問題」です。「あ、また病気が悪さしているな」くらいに考えておけば、気持ちが少しでも楽になるのではないでしょうか。

 

16.社会から隔絶された気持ちになる

特に休職中、療養中のときによく感じることです。

自分が社会のどこにも属しておらず、だれの役にも立っておらず、「なんで生きているんだろう自分…」と自責的な感情に陥ってしまいます。

 

17.楽しいことをするのにさえ体力が必要

楽しいことさえ「面倒くさい」「やりたくない」「疲れる」が勝ってしまいます。

楽しいことをやることはとても気力体力集中力が必要です。

そんな面倒くさいことをやるくらいなら寝ている方がましなのです。

「趣味を楽しめなくなる」はうつ病の典型的症状だと思います。

 

18.体力が本当になくなる

ひきこもり生活が続くので、極端に体力が落ちます。

家を出るだけで決死の思いです。なんせ普段は寝たきりなので。

かといって「うつには運動がいい!」というのも微妙です。

回復期ならともかく、症状が重い時期の運動は私はおすすめできません、というか無理です。

 

19.本が読めなくなる

集中力、注意力が落ちるので、読書もできなくなります。

読書が好きな私は、本を読むペースが顕著に落ちたのでこの症状にショックを受けました。

文字は目に見えているんですけど、その意味を頭が認識するのに非常に大きなタイムラグを要します。

 

20.なまけているんじゃないか、という自責感

自分はただのなまけものなんじゃないか、無理をすれば動くんじゃないか、みんな無理をしているんだから自分だって無理をすべきなんじゃないか…

そうやって自分を追い詰める考え方をして、どんどん体調を悪くさせていきます。

うつに必要なのは休養です。働かなくてはいけないのではなく、休まなくてはならないのです。そう思うのに時間がかかるのですが…

 

わたしと一緒にうつ病と闘いましょう。